GCC諸国は、”良好なファンダメンタルズの割には株価が割安”と言われています。
今回は、そのあたりの状況について詳しく見ていきましょう。
⇒それ以外の”GCC諸国への投資が有望とされる理由”
GCC6カ国の経済状況
ちなみに日本は、
※出典:
ドバイ株投資完全攻略セミナー
GDP成長率は高いのですが、1人当たりGDPは、すでに日本と遜色ないところも多いです。
UAEの格付けなんて、日本と一緒だし・・・・^^;
BRICsやVISTAといった新興国とは、違う方向性の成長を目指していることが
このあたりのデータからも伺えますね。
人口も少ないので、インドや中国のように国内市場での消費は期待できません。
周辺の国々を相手に事業を行うことを前提にしなくてはいけませんが、
ここは元々、貿易の要衝として栄えた歴史が物語るように、
地理的に恵まれた位置にあります。
GCC諸国の株価は割安なのか?
2008年2月に視聴したセミナー資料を見るかぎり、割安感はあると思いました。
もちろん銘柄にもよるのですが、時価総額の大きな代表的銘柄でも、2007年PERが8倍~20倍。
2009年予想PERでは5倍~10倍前後と、成長性のわりに割安。
キャピタルパートナーズ証券の世界の株式指数一覧の資料を見ると、
08年4月時点での予想PERは、ドバイ12.8倍 サウジアラビア24.7倍。
一時は、ちょっと高くなってきたかな~とも思ってましたが、
ドル安の影響で、また値ごろ感がでてきました。(ドルペッグ制の影響)
ドバイ株が底を打った2007年4月ころ、ドバイの指数平均でPER12倍くらいだったようですので、
当時と同じくらいの割安感があるかも・・・。
参考までに、香港ハンセン指数は14.9倍 日経225は14.4倍となってます。
そもそも割安かどうかは、株価の推移と将来の成長性によって変わってくるので、
購入時に、その点を、しっかりチェックしてから判断するべきものなのでしょう。
今後の見通しは?
そもそも、GCC諸国の株価が割安になった理由としては、
・9.11同時多発テロ後、オイルマネーのGCC市場への逆流によるバブルが、2006年1月にはじけ急落。1年近くの下落局面を経て、2007年前半に底打ち反転が見られたタイミング。
・企業業績が改善・拡大しているにもかかわらず、上記のようなタイミングのため、相対的に割安感。
・外国人投資家への規制があり、門戸が完全に開かれている状態ではなかったため、海外資金が入りづらかった。
などの理由が挙げられています。
ドバイ株完全攻略セミナーによると、「Global Mutual Fund Ivestorが5つ星クラスのモデル経済地域として評価」「ゴールドマン・サックスが機関投資家向けのレポートで買い評価」など、この地域への評価が高まっており、世界中が注目を始めたところだそう。
また、原油価格は、機関投資家の間では1バレル=40ドルで評価されているので、この評価価格の見直しが行われれば、さらにファンダメンタルズの良好さが認識され、この地域への評価が上昇する可能性もあります。
今後、規制緩和の動きもさらに進むでしょうから、海外機関投資家の資金の流入が期待できるのかも?また、MSCI Emerging Indexにも、まだ含まれていない地域であるため、今後の指数採用による恩恵も期待できるのでは・・・という見方もあります。