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2007年04月05日

中国は、さまざまな時代が混在する国

上海といえば、前記事の写真のように
超高層ビルがニョキニョキとそびえたつイメージが強いのですが
そんなビルの間に埋もれるようにして、都市中心部にも
庶民的な建物を数多く目にすることができました。

これは、まだキレイで新しいほうの団地だと思いますが
洗濯物を、窓から外に出した竿にかけている様子が、庶民の日常を感じさせます。
(写真をクリックすると拡大できます)

この建物は、上海証券取引所のまん前にありました。
証券取引所などの金融機関が集まる陸家嘴という区域ですから
上海のど真ん中もど真ん中。周囲は超高層ビルばかり。

そんな中に、虫くい状に、こういう小さい建物や
もっともっとボロい家が混在しているのです。


上海市内の高速道路(首都高みたいなもの)を走っているときに撮影。
ビルが立ち並ぶ区域の間には、こんな家が密集する場所が
いきなりズボッと存在していたりします。

しかも、このすぐ隣のブロックには、きれいな近代的高層マンションが建ちならんで
これらの低層住宅ブロックを見下ろしているのです

つまり、ここに住んでる人たちは、つねに目の前の高層マンションを見上げながら
生活しているわけですね。
”いつかは、あのマンションに。”なんて夢を抱きながら暮らしているのでしょうか。

これは、杭州から紹興へ向う途中の幹線道路沿いの商店街。
ちょっと前の日本や、今でも駅の裏通りなんかにあったりする安っぽいけど懐かしい雰囲気。


ここは、紹興市内。昔の古い家並みを残しているところなのですが
つい30年くらい前までは、こんな家並みがたくさん残っていたそうです。

でも、ここの家にも人が住んで、ふつうに生活しています。
洗濯ものも外で洗っているし、調理場も外。
かなり不便な生活を強いられてると思うのですが、
ここに住んでる人は、たとえ裕福になっても、保存区域なので
しょうがなく古い家に住んでるのでしょうか?

それとも、裕福になれば、もっといい家に引越しして
また、貧しい人が越してくるのでしょうか?

● いろいろな時代が混在している

近代的なビルと、古い低層ビルや家屋、そして、もっともっと古くて汚い建物が
ごくごく間近に隣接して存在している、日本人からすると
とっても不思議な光景を、あちこちで見ることができます。

上海から杭州までの電車の中から見た風景でも
とってもキレイでお洒落な集合住宅や1戸建てが立ち並んでいる場所の
すぐ近くには、レンガや土塀(かな?)造りのふる~い、今にも倒れそうな家が集まっていたり。

そんな光景が、3時間の車窓を眺めている間、次から次へと現れては消えていきました。

川で洗濯している人がいるかと思えば、その一方で
電器店には、スタイリッシュな洗濯機が並んでいたりするし。

上海や杭州といった都市近郊部でも、コレなのですから、地方へいったら
貧しい農村では、どんな暮らしをしているのか想像を絶します。

これが貧富の差というものなのでしょうが、
私には、昔から現代までの、さまざまな時代が混在しているように見えました。

つまり、近代化された部分は「富」の世界、昔のまま取り残されている部分は「貧」の世界。
裕福になればなるほど、近代に近づいていくことができます。

近代と昔、富と貧が混在しているのを、アタリマエのように見ることができる中国。

もちろん日本にいたって、街中に、倒れそうなほどボロい建物を見ることがありますが
でも、それは中国に比べると、圧倒的に少ない。

日本の都市で、近代化から取り残された古くてボロい建物を見る確率が、
日本だと10~20%くらいだとすると、中国だと50%~70%くらいのイメージでしょうか。
(あくまでも、イメージ的な概算ですよ。)

これから、どんどん生活レベルがあがっていって、この多くの古くて貧しい割合が少なくなっていき
日本並みに、近代化や都市化が進んだ状態になっていったら、
そりゃ、もう、ものすごい経済効果と莫大な消費を生み出すんでしょうね~~

なにしろ、まだまだ開拓の余地あり&規模がでかい。

問題は、今の時点で、近代化されてないところに残されている
平均レベル~貧しい人たちが、どこまで豊なレベルに引き上げられるのかってことでしょうか。

富める人が、ますます富むだけで、平均レベル以下の人たちが取り残されるだけだと
将来の上昇余地を期待できなくなってしまいますから。

まあ、中国もそのへんのことは分かってるでしょうから、
私なんかが心配することじゃないですけど・・・・・(^^;;)

うまくやってくれよ~、中国。

(つづく)


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hukuhune150.gif

投稿者 summersnow : 2007年04月05日 20:31

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