カラクリシリーズ第3弾「錬金術入門」篇の感想~計画経済の落とし穴~
安間伸さんの新刊「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇」を、遅ればせながら読み終わりました。
今回は、大ざっぱにいえば
「経済とは、投資とは、市場とは、どういう仕組みで成り立ってる?」
という基本的なところがテーマかと。
いつもながらの面白おかしく、辛口トーク炸裂な安間節。でも読んでいくうちに
「は~、そういうことね。」と分かった気になるところが、スゴイところ。
思うに、分かりやすいたとえ話に置き換えるのがうまいんですね、きっと。
今回の内容は、投資をするにあたって、その根本の仕組みを理解するという意味で
知っておかなくてはならない「基本のき」なんですが、
普段使い慣れない思考回路や用語を必要とするためか、
「個別金融商品を斬る!」みたいなカラクリ2よりも
私にとっては、ちょっと敷居が高い感じの話だったかなーー。
でも、なんでアメリカ市場と日本市場が連動するのか?とか
常日頃から疑問に思っていたことが、ようやく理解できました。
さて、この安間さん、中国株愛好家の間では、
アンチ中国として有名(?)ですが
この本の中でも、国名は明示していないものの、
「こりゃ~~、中国のこと言ってるだろ、どうみても。(^^;)」
な話がでてきます。
私の大ざっぱな理解能力で、乱暴にまとめさせてもらえば
・賄賂というものは、効率経済を阻害する。(中国はワイロ天国らしい♪)
・計画経済(統制経済)は、あるとき突然崩壊する。
計画経済は、それ自体が、効率的な経済活動の発展を阻害することになるわけですが、
さらに問題の発覚が遅れるために、いきなり問題が表面化し崩壊するらしいです。
「うまくいってるよ~ん。」って報告しないと怒られるから
問題があっても、それを隠しておくことになり、
その結果、問題解決が遅れ、最終的にどうしようもなくなってしまう
という・・・・・・は~~、なるほどね。
私としては、中国政府は、なかなか頭がよく巧妙ですから、
そのあたりの危険性は百も承知で、うまくやってくれるんじゃないかと
かなり楽観的に思っておりますが・・・。
でも、計画経済には、こういう構造的な問題(リスク)があることは
認識しておいたほうがいいのかなーと思いました。
そういう意味で、中国株に興味がある方や中国株ホルダーさんが読んでも
面白い本だと思います。
あ、それから、「売れば騰がって、買えば下がる」と
やることなすこと裏目裏目にでてしまう
「裏目じじい」の話も、反面教師として、かなり面白かったデス。
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投稿者 summersnow : 2005年08月10日 21:44
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