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中国株関連のETFと投資信託のコストを検証する

7月25日掲載予定の中国情報局でのコラムについての参考記事です。

売買コストが高い中国株ETF、投信よりもコスト面で本当に有利か?

コラム後半では、ざっくりと結果だけ説明するに留めましたが、ETFであるMSCIチャイナ・トラッカー(HK2801)と、取り上げた3つのファンドについて、1年後にどれだけ信託報酬を納めることになるかシミュレーションしてみましょう。

◆ETFとファンドのリターンが同じと仮定した場合

MSCIチャイナ・トラッカーの年率リターン(直近5年のリターンの平均)22.9%なので、これと同じ成績を挙げたとします。(ETFのリターンは円建てに換算しています。)  

計算がメンドくさいので、年率平均リターンを20%、最初に5万円を投資したとすると、1年後の資産額は、それぞれ5万円×1.2%=6万円となります。

信託報酬は、その時点での資産額の○%が引かれる形になっているので、それぞれから信託報酬を引くと、実際の資産額は、以下のようになっています。

MSCIチャイナ・トラッカー(ETF)  6万円×(1-0.0099)=59,406円
チャイナ・フロンティア         6万円×(1-0.0137)=59,178円 (ETFとの差は228円)
三菱UFJチャイナ・オープン      6万円×(1-0.016)=59,040円  (ETFとの差は366円)
JFチャイナ・アクティブ・オープン  6万円×(1-0.018)=58,920円  (ETFとの差は486円)

1年でも、意外と信託報酬の差が出てきます。
10年後まで保有したとして、ETFとは毎年いくらの差が出るかを計算してみました。
コスト計算.xls (←エクセルファイルになります。スミマセン。。。)

一方、購入時手数料の合計は、ETFでは取引手数料と為替手数料の合計と考えると、ETFのほうがファンドよりも高くなります。

コラムで設定した条件で計算すると、ETFのほうがチャイナ・フロンティアよりも約260円高く、三菱UFJだと1,270円、JFチャイナ・アクティブでは約770円高くなります。

先ほどの計算結果と見合わせると、購入手数料については、2,3年保有すればETFの保有でも元が取れることになると思います。

一方、売却時の手数料は、ちょっと複雑です。

解約時の手数料が、投資信託ではかからないのが一般的な一方で、ETFはかかります。そしてETFの売却時の手数料は、そのときの株価や為替によって変わってくるのです。

通常のケースでは、売却時の株価が購入時よりも上がっていれば上がっているほど、ETFの手数料はかさむことになります。

株価が2倍、3倍、4倍になったときの売却時にかかる手数料も、先ほどのエクセルファイルへ記載しておきましたが、それと見合わせると、大雑把に考えて5年以上保有するなら、ETFのほうが、購入売却時の手数料が高くなっても、お得かなーという印象を受けました。

◆ それぞれのファンドの過去5年間の平均年率リターンで考えると・・

そして、コレはETFとファンドのリターンが同じと仮定した場合。前回のコラムで検証したとおり、ETF(インデックス)を上回る成績を挙げているファンドは、むしろ少ないという現実があります。

チャイナ・フロンティア・オープン、三菱UFJチャイナオープンの場合は、ETF(MSCIチャイナ・トラッカー)に比べて、リターンが悪いため、1年保有で既に、ETFのほうが購入売却時の手数料が高いことを差し引いても、リターンがよくなっています。

逆に、JFチャイナ・アクティブのように、運用リターンが高いものだと、信託報酬が高くついても、それを上回ってあまりある利益をもたらしてくれることになります。

※どのファンドも、ベンチマークはMSCIチャイナ指数を採用しています。

将来のリターンが予測できるわけではないので、このシミュレーションの通りに行く保障は全くないのですが、5年以上の長期保有なら、ETFを選ぶのが無難に思えました。

もしファンドを選ぶなら、信託手数料のコストをうわまわるだけのリターンを出してくれそうなものを選ぶ必要がありますよね。 少なくとも、インデックスを上回る成績を出してくれてないとお話になりません。

◆ ETFを買うとき、証券会社選びはポイントのひとつ

今回、ETFの手数料の計算には、オリックス証券の手数料体系を使いました。
中国株の場合、証券会社によって手数料に大きな差が生じるので、注意が必要です。

特定口座が必要かどうかによっても、条件は変わってきますし・・・・。
この点については、コラムには詳しく書けなかったので、週明けにでもブログに書きたいと思います。

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先のことは分からないので分散投資が大好きですが、今後は資源・食糧・貴金属などへの投資を増やしていく予定。

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